お灸に関して
鍼灸治療と聞いて、「やっぱり痛いんでしょ?」とか「鍼かー↓↓」という反応をされる方が多いです。つまり、鍼灸治療=「はり治療(痛い)」のようにイメージがあるのだと思います。しかし,お灸という方法もあるという事を知ってもらいたいです。
うちのお爺ちゃん,お婆ちゃん世代は,お灸=やいと,と表現し,肩こり,腰痛など痛い部位・だるい部位・押して効果のありそうな部位にお灸をしていました。当時は直接皮膚に火傷ができるようなお灸をしていましたが,現代には「せんねん灸」があり,簡単にお灸をすえられます。
私は自分の仕事を『自然治癒力を最大限にはたらかせるため、体表に現れる「ツボ」をみつけ,「ツボ」を適切に刺激する仕事』と表現しています。そのためには、鍼も使用しますが、お灸も積極的に使用します。鍼は自分で刺すことができませんが、お灸は自分自身でできるため,自宅で診療で使った「ツボ」にお灸をすえてもらうことで自分で治療ができることがいいところです。
このように,当院に来ていただいた時にはお体に合ったツボをみつけ施術し,自宅でしばらくそこにお灸をしてもらうという事で症状の改善していきます。