お電話での質問から考えたこと

 不妊治療に対する質問のお電話をいただきました。その際に、不妊治療に対する知識など専門性に関して問われました。これに対して、私は「西洋学的知識に関しては、本や世の中にある情報と大きく変わりはありません」と答えました。

 この返答は、正直に答えてはいるものの,患者さんに不信感、不安を募らせた可能性があったなと反省しています。 

 その時私が補足としていうべきだったことは,「ただ,西洋医学とは違う方法で不妊治療介入できます,つまり東洋医学で介入することができるのが当院の強みです。」と伝えるべきだったと思います。

 現代の医学的情報量や情報の入手は昔と違い簡単になりました。誰でもがその専門性を深く探ることはできます。ただ,治療法として薬や手術といった方法をとることができない私は,西洋医学的な知識を多くもち、患者さんの前に立っても,患者さんの気持ちに寄り添うカウンセリングを行う事しかできないでしょう。

 東洋医学(当院の鍼灸治療)を選ぶ利点は、西洋医学とは違う介入方法をとるという事です。西洋医学と東洋医学では身体の治癒に関してのアルゴリズム (特定の課題を解決したり、特定の目的を達成したりするための計算手順や処理手順)が違うのです。

 治療の効果に関しては、東洋医学(当院の鍼灸治療)を行った前後で使用医学的な診断による効果判定をしてもらいます。もちろん妊娠に至れば最大の効果判定といっていいでしょう。

 治療するのは人によって異なります。これまでの経験では頭、お腹を治療したことがあります。

こういう内容をお伝えできればよかったなと後悔しています。しかし、なかなか東洋医学を理解してもらう事は難しいなとこのブログを書いていて思います。

 

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